2025年10月 アーカイブ
2025年10月28日 18時53分58秒 (Tue)
WHEN I WAS DEAD vol9ライブレポ
今年の10月は雨が多い。そして、寒い。
先日まで、夏を引きずって歩いていたのに、急激に寒くなり、秋を通り越して、最早、冬。
この日は小雨も降っていて、追い討ちをかけるかのように寒さが勢いを増していましたが、Fuck Yeahの中はまだまだ夏でした。
演奏を終え、汗だくになっても、廊下へ出れば涼がとれる。
寒くなったらまた中へ。
この時期のライブはとても良いもんですね。
10月25日(土)
今回のWhen I Was Deadも、とんでもないくらい刺激的で熱く楽しい日になりました。
◆DEVIL WHEELES
個人的に好きなミュージシャンやアーティストに共通している感覚があるのですが、それは、物凄く匂いがするんです。
DEVIL WHEELESは強烈に良い匂いがした。
ピアノとドラムのツーマンバンド。
50'sやニューオリンズなグルーヴに日本語が乗りJiveする。
ステージの配置もFats Waller、Jerry Lee Lewisなどの、映像で観てきた憧れのスター達のように横向きのアングルで演奏する姿にもグッと来たし、Art BlakeyやHal Blaineを感じたドラミングにも興奮した。
I Can TellやWhat'd I Sayのカバーも素晴らしく、曲間にDon’t You Just Know Itを挟み込んだり、その辺をサラッと演ってしまうところもカッコイイ。
そして、何より根本的な部分でお二人の技術が卓越している。
一発で虜になってしまった。
12月にいよいよ1stフルアルバムが出ると云うので、そちらもむちゃくちゃ楽しみ。
◆The Memphis Bell
ドラムのフルセットに、ギターアンプまで、ベースアンプ以外の楽器を全て持ち込み、この時点で、こだわりや真摯さが解る。
使い慣れた楽器と云うのは、その人達の音が染み込んでいる。
Barで演るなどの場馴れや、場数をこなしている経験も勿論あるのだろうけれど、それ以前に、全楽器に血が通っている印象。
サウンドチェックにも無駄が1ミリもなく、一発でビシッと決まる。
年齢で物事を判断する事ほど不毛でアホ臭い事もないのだけれど、平成生まれとは思えないほど、めちゃくちゃ渋くむせび泣くブルーズや、ハードでグルーヴィーなブルーズまで、もう恐ろしさを感じるほどの完成度でした。
どんな人生を歩んでいるのかってくらい、匂いが漂っているし、一音一音に魂が宿っており、音の重みと説得力が技術の範疇を凌駕していた。
リズム隊のグルーヴも素晴らしく、ブリンブリンにうねるベースが腰を喜ばせ、ドラムの粒が揃った綺麗なプル&プッシュなアタックが鼓動を讃えていた。
見事としか言いようのない気持ち良さでした。
そう言えば、The Memphis Bellは只今、ドラム募集中みたいで、今回はヘルプだったのですが、驚く事に、何と、ギターウルフのDsナガシマタクロウさんでした。
ビックリ!
最後は憂歌団の“嫌んなった”を素晴らしすぎる演奏で聴かせ幕を閉じた。
痺れました。
◆本間章浩
元NICKEY & THE WARRIORS、そして、博多めんたいロックのDNAを受け継ぐバッドボーイズロックバンド“赤と黒”のギタリスト、本間章浩さん。
毎回、一切の妥協がなく命を削り、全てを絞り切ってライブをする姿に釘付けになる。
MCもほとんどなく、水分も取らず、汗も拭かず、全身びしゃびしゃになりながら表現と向き合い、演奏に専念する。
ライブ後には過呼吸になるほど全力を出し尽くす。
不器用なくらい常に表現する事に真摯に向き合い、歌い、ガナり、がむしゃらに圧倒的なハードフォークをぶっ放す。
そんな命がけのステージには胸を打たれる。
Rod Stewartぽさもある声もカッコイイんですが、実はメロディが凄く良いんです。
そう言えば、本間さんが偽のダダリオ弦を買ってしまった話しが興味深かった。
安かったから買ったら、それが偽物だったらしく、弦の長さ、テンション、丈夫さ、パッケージの印刷まで、何から何まで違っていたそうです。
最初のサウンドチェックの時には偽物が張ってあって、やっぱり気持ちが悪いとの事で張り替えたのですが、音が驚くほど違ってビックリした。
本物はシャキーンとしてるのに対して、偽物はこもったようなポヨーンとした音でした。
皆さんも偽物商品にはお気を付け下さい。
◆崎原ショータ
何かどんどん凄いと言うか、面白いと言うか、とんでもない方向に進んで行ってます。
今回、何かに触発されたのか、それともただ酔っ払っていただけなのかは解らないけれど、歌よりも、パフォーマンス寄りのライブでした。
ミュージシャンとしては音楽的な事で勝負をしたいけど、表現者としてはステージングでも魅せたい。
欲を言うとバランス良く両方欲しいけど、それを考えてやるのは衝動からはかけ離れてしまう。
そんな、悩みと云うかぐるぐるしている感じが見て取れた。
結局、自分は何をやりたいのか?と云う、多分、今、結構なクロスロードに立たされているんじゃないでしょうか。
これから、どんな変化?進化?を見せてくれるのか楽しみでなりません。
そして、また、そんな純度100%人間味溢れるモラトリアムなショータくんを観れるのも、マンスリーならではだと思います。
本間さんもベタ褒めで、ショータくんの事を“圧倒的なエネルギー体”と呼んでいました。
さて、次回のWhen I Was Deadは11月22日(土)に開催されます。
この日も凄い出演者様が決まりましたので、乞うご期待!
2025年10月24日 9時18分09秒 (Fri)
WHEN I WAS DEAD vol.9
毎度、奇跡と呼んでも差し支えがないほど、とびきり素敵な事が起こりまくっている崎原ショータくんとFuck Yeahによるマンスリー企画の“When I Was Dead”の日が近付いてまいりました。今回でVol.9となりますが、これまた素晴らしい方々にご出演頂ける形になりました。
今回はバラエティーに富んだ感じになったのですが、何処かそれぞれに1本芯が通っているような雰囲気を感じている。
◆DEVIL WHEELES
鍵盤ボーカルとドラムのツーマンバンド。
もう、この時点でカッコイイし、バンド名もカッコイイ!
私自身、初見・初聴なのですが、YouTubeで色々と拝見させて貰ったところ、50'sにニューオリンズ、トーキングブルーズにロックンロールと大好物な音楽に日本語が乗っかって、これでもかと流れてきました。
生のライブではどんな音が飛び出し、どんなステージングを見せてくれるのか、今からワクワク楽しみが止まらない。
◆The Memphis Bell
これまたバンド名が偉くカッコイイ、平成生まれのスリーピース・ブルーズロックバンド。
吸着力のある一音が響き、匂い漂うブルーズに日本語が乗っかり、空間がうねる。
現行でここまで本格派なブルーズロックバンドを、近年観たことがない。
憂歌団やウエスト・ロード・ブルーズ・バンドなどが好きな人には間違いなくマスト。
とんでもなく渋い音塊を浴びれますよ。
◆本間章浩
元NICKEY & THE WARRIORSのギタリストで、めんたいロックのDNAを継承している骨太バッドボーイズロックンロールバンド“赤と黒”のギタリストでもある本間章浩さん。
常に表現する事に本気で向き合っており、全てを絞り出し、命を削り、体当たりで表現しているその姿は、人を惹きつけてやまない。
ある種、動物的であり、また哲学者のようでもある。
鳥肌が立つほどのロックンロールな生き様と、生々しい人間を、これでもかと叩きつけて観せてくれます。
◆崎原ショータ
どんな環境に立たされても、どんな場所でライブをしても、一切ブレる事なく突っ走り続けるPunk&Blues号は、ブレーキもアクセルもぶっ壊れた超一流のダンプカーのよう。
日々、練度を高め、蓄積させ続けているエネルギーを放電させる。
毎回、ライブをするごとに寿命が縮んでいるのではないか?とさえ思わされるステージは圧巻の一言。
避寒にお勧めの、濃口激熱な1日をお過ごし頂けますよ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
10/25(土)
【When I Was Dead Vol.9】
Rock Bar Fuck Yeah! 横須賀
open/17:00 start/18:30
door/¥3,000(1ドリンク込)
【live】
・DEVIL WHEELES
・The Memphis Bell
・本間章浩(赤と黒 / ex.NICKEY & THE WARRIORS)
・崎原ショータ
2025年10月1日 23時54分23秒 (Wed)
WEN I WAS DEAD vol.8
やっと少し涼しくなってきたなと思ったけど、やっぱりまだまだ暑くて、そう簡単には引き下がらない夏。それでも、刺すような日差しではなくなってきたので、この調子で頑張れ秋。
9/28(日)
Fuck Yeahのある横須賀中央に着くと、交通機動隊がやたらと出ていて、何やら物騒な気配が。
駐車場には護国同盟の車が停まっていた。
お店に着いて、タカさんに聞いたら、どうも駅前に献血車が止まっているのに、その前にデモ隊が集合してて、大変な事になっているらしい。
コンビニに行くついでに横須賀中央駅を覗いてみるとタイマーズみたいな人達で溢れかえっており、機動隊と右翼らしき人達が怒鳴りあっている。
戦争反対の旗が揺れていた。
お店に戻ると、マモルさんもちょっと見てきたようでした。
やはり気になりますよね。
サウンドチェックはマモルさんから。
音作りと細かな調整。
相変わらず、クランチな良い音が響く。
アコギも普通にPAから通しているだけなのに、何でか、ロック的なカッコイイ音が鳴る。
楽器の音って、やっぱり弾き手なんだろうなと思った。
続いてショータくん。
マモルさんとは打って変わって、これまた個性的なセッティングなのですが、やはり即座に対応。
最近、PAもやらせて貰う機会が多いので、機微が気になるお年頃なんですが、マモルさんはエレキとアコギでPA操作や音作りも全然違うし、ショータくんもまた全然違う。
十人十色で多種多様な音作りでも、即座に対応するタカさんの手腕には改めて驚かされる。
続いてGarbosのセッティング。
この日、唯一のバンドセット。
結成6カ月なので、入念にサウンドチェック。
ほぼ通しで身体を温める…。
つもりだったのですが、久々すぎてヘトヘトになるまでやってしまった…。
サウンドチェックも終わり、オープン。
その時にモニターで流れていたNine Below Zeroの動画に、マモルさんが目をキラキラと輝かせながら興奮している。
ロックンロールが心底大好きで、こう云う好きな事に全力で熱狂している姿にも、本当に尊敬する。
◆Garbos
僭越ながら、今回、Garbosのドラムとして、御大お二人の前座を務めさせて頂きました。
少しは会場を温められていたのならば嬉しいです。
曲は10曲、8曲はギターNathan作のオリジナルで、カバーが2曲。
初ライブ、所々失敗もあったし、まだまだ課題は沢山あるけど、取り敢えずは及第点と云う事で宜しくお願いします。
残念ながら今回でボーカルのマミさんが脱退してしまったので、次からは3人でまた作り直して、ライブに挑んで行きたいと思います。
有り難い事に、12月に都内でのライブも決まったので、その日に向けて特訓します。
また、宜しくお願いします。
◆崎原ショータ
どんどん貫禄と安定感が出て来たけれど、コアの部分は何も変わっていない。
パンクとブルーズと初期衝動。
クセになる楽曲の練度を高め、相変わらず身を削って全てをさらけ出す。
かと言って、ただ勢いや力技だけでやっているのではなく、個人的にすげー名曲だなと思っているRainy Dayのような歌心のあるグッドメロディな曲も作れる懐の深さにもグッとくる。
あと、サウンドチェック中は有線でやっていたけど、本番になったら、ギターがワイヤレスになってて、状況や環境を見て色々と柔軟に対応していて、切り替えの早さや順応・適応能力にも感心した。
これで縦横無尽に動き回れる。
今回も台風のようでした。
◆ワタナベマモル
ライブ前に、突然、ショータくんとSweet Home Chicagoをセッションしようと思うけど、どうだろう?と言われ、個人的にはこんな嬉しい事はないので、ライブ後のショータくんに突撃オファー。
ショータくんは目を輝かせながら快諾。
やった!!
即座にOKとマモルさんへお伝えし、入場準備。
出囃子シドバージョンのMy Wayが会場にこだまし、マモルさん登場!!
曲がガーンと始まると、物凄い笑顔で名曲のオンパレード。
いきなり楽しい。
変わらないようで、変わっており、変わってるようで変わっていない。
この絶妙なラインでずーっと演り続け、鳴らし続けている。
アコギに持ち変えてもロックンロール。
コーラスやハモリ、シンガロング出来る気持ち良さに、つい口から歌が弾ける。
ライブ後の疲れもあったので、一番後ろの方で観ていたのに、気が付いたら真ん中くらいで観ていた。
マモルさんの歌うキラーな名曲“命の次にロックンロール”は、怒鳴り合うデモより、遥かに尊く真実だと思った。
No More War!
そして、ショータくんが呼ばれ、Sweet Home Chicago。
Chicagoの部分を横須賀に変え歌うマモルさん。
スライドとコード弾きを使い分け、出るとこは出て、下がる部分はスッと引っ込んだりと、素晴らしいスパイスをまぶすショータくん。
2人のセッションは、余りにも完璧で、多幸感に包まれた。
ライブ後にマモルさんから、歌い出したら、リハとは全然違って返しのモニターから、バリバリ!と物凄い音の返しで終始笑ってしまった。と。
そう、何とショータくんの時のまんまのセッティングだったと云うオチが…。
でも、その状況が逆に凄く楽しかったと言ってくれて、ロックンロールに愛されている人は、どんなトラブルが起きても、それはプラスにしかならないんだなと思った。
When I Was Dead Vol.8、今回も大変に楽しく、そして激しく燃えた日になりました。
大勢のお越し、有り難う御座いました。
次回のWhen I Was Deadは10月25日(土)になります。
タイミングが良かったら、是非とも宜しくお願いいたします。
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